理事長コラム|文京区本郷・渋谷区原宿のえのき歯科クリニック

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フレンドリー・アンド・ハイエンド

フレンドリィー・アンド・ハイエンド

フレンドリィー・アンド・ハイエンド

最近「グチが多ーい!!」と、ある先生に怒られたので、今回は当院の基本方針についてお話しします。

まず当然の事ながら患者さんの口の中は決して絵を描くキャンバスでもなければ、作品をつくるための素材でもないという事です。
例えば、片端からどんどん削って、つけて、うめて、かぶせて、抜いて、「えーい、こうなったらインプラントうちまくってやるー」。それで「またかぶせてっ と・・・」。手を入れまくって、あたかも自分の作品の様にして「うまくいったなー。先生満足!!」というのはいかがなものでしょうか?もちろんその他には 選択肢が無いケースも当然あります。

日本は昔からモノ作りで発展してきた国です。「わらぐつの中の神様」というお話にもある様に私も一生懸命作ったモノの中には神様が宿ると思って治療しております。
一方で西洋に目を向けても近代建築の巨匠ファン・デル・ローエの「神は細部に宿る」という有名な言葉がありますね。(ちなみに私はコルビジェと誕生日が同じです)

しかし患者さんは決して宇宙人にさらわれた人でもなければ、謎の改造人間でもなく、また歯医者の作品でもないのです。あくまで自分の歯を1日でも長く機能 させる事がクオリティー・オブ・ライフの基本であると考えております。勿論それには日々のケアーが大変重要です。 皆様ご存じのようにフルコースのディナーでは、さんざん魚や肉が出てから最後にサラダが出てきますよね?あれは生野菜の繊維が直接清掃性食品といって歯や 粘膜をきれいにする効果があるために昔の人の知恵としてそういう順番になっているそうです。(辛いものや酸っぱいものは間接清掃性食品といい、唾液の分泌 により歯や粘膜が清掃されます。ちなみに私はTV番組「花まる」にて、この件で事前電話取材をうけました。見た?)人間の知恵はすごいですね。
しかし残念ながらそれだけではきれいにならないところもあるので毎日の正しいブラッシングを正確に効率良く出来る様に我々は手助けしなければいけないのです。
そうする事によって「究極の治療」、すなわち「6才で初めて生えてきた永久歯を寿命まで使える様にする。」が可能になるかもしれません。その理想のために は歯医者は皆様にとって、もっともっと通い易い(あたかも普通のお店の様に)場所にならないといけないのです。「フレンドリィー・アンド・ハイエンド」い い言葉ですね。

実は26年ぶりに立ち寄ったある素敵なお店がありまして(歯医者には関係ないです)、そこのキャッチフレーズというか、ポリシーというか・・・。26年前 も今も、まったく変わりがありませんでした。(店員さん達は当然誰も知らなかったけどね)それのパクリです。そういえば私の好きなお店は昔から全部そうい うところでした。私が目指しているものが見事に言葉に表されております。

ハイエンドとは単に値段の一番高いものという単純な意味ではありません。本当の「ホンモノ」という意味に解釈しております。 この基本方針を大切にしているのが、私たち 医) 鶴寿会であると自負しております。 (あれ?今回はかてーなー?)